プレシャスインタビュー
香寿たつきさん ― 『Rudolf』に出演、亜門さんとの仕事を楽しみに
宝塚歌劇団を2003年3月に退団。星組の男役トップスターから女優になって5年目、この人の活動はめざましい。昨年は蜷川幸雄作品の『コリオレイナス』やミュージカル『ジキル&ハイド』、『モーツァルト!』など大舞台で活躍。今年も1月からの『ペテン師と詐欺師』に始まり、話題のミュージカル『Rudolf~The Last Kiss』など、さまざまなジャンルの舞台が目白押しだ。そんな毎日のなかで、3月のライブで得た大きな手応え、また宝塚時代からの先輩、愛華みれの病気を知ったことなど、心を占めている思いを存分に話してもらった。
香寿たつき
こうじゅ たつき。女優。元宝塚歌劇団星組主演男役。北海道出身。
86年、宝塚歌劇団入団。01年、星組主演。
宝塚在団中の主な作品に「ベルサイユのばら」(89年)、「エリザベート」(96年)、「花の業平」「ベルサイユのばら2001」(01年)。03年「ガラスの風景/バビロン」を最後に退団。
退団後は女優として舞台を中心に活動。主な作品に「天翔ける風に」「リチャード3世」(03年)、「屋根の上のヴァイオリン弾き」「ウエストサイドストーリー」「…and the World Goes 'Round」(04年)、「モーツァルト!」「10カ月」(05年)、「ミスサイコン」「オレステス」(06年)、「コリオレイナス」「ジキル&ハイド」(07年)ほか多数。
(インタビューより)
―― まもなくミュージカル『Rudolf~The Last Kiss』が始まりますね。フランク・ワイルドホーンさんの音楽は『ジキル&ハイド』でおなじみだと思いますが。
とても難しいんですよ。メロディーラインなど、聞いている方には耳に心地よいものになっていると思いますが、いざ歌うと難しい。『エリザベート』などを作曲されているシルベスター・リーヴァイさんもそうですが、メロディーとぶつかり合うような音があって、でもそこに引きずられないように歌うことが必要だったりします。
―― 香寿さんの歌のパートにはどんなものがあるのですか?
私はラリッシュという女性を演じるのですが、1幕でのメインの歌は「美しき戦争」(Pretty Little War)という曲で、男の人たちは外に戦いに行くけれど女性は男たちを射とめるために戦う、といった内容なんです。ラリッシュが中心ですけど、ヒロインのマリー・ヴェッツェラも歌いますし、他の女性たちも加わる楽しいシーンです。
2幕では皇太子ルドルフへの思い、彼の地位や立場などを思って歌う素敵な曲を歌わせて頂きます。
―― かなり印象的なシーンになりそうですね。ラリッシュという役ですが、マリーをルドルフに会わせる女性ですね。
マリーやルドルフのお姉さん的存在でもあり、いちばん近くで2人を見ている役です。マリーの家は貴族の称号があっても貧しいので、マリーをお金持ちの貴族に嫁がせようとしています。しかし、一緒に行った舞踏会で偶然ルドルフと出会ってしまうのです。
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ミュージカル『Rudolf The Last Kiss』
期間:2008年5月6日(火・祝)から6月1日(日)
場所:東京・帝国劇場(⇒劇場のHP)
出演:井上芳雄、笹本玲奈、知念里奈、香寿たつき、壤 晴彦 ほか
原作:フレデリック・モートン著「A Nervous Splendor」
音楽:フランク・ワイルドホーン
脚本・歌詞:ジャック・マーフィ
追加歌詞:ナン・ナイトン
脚色:フランク・ワイルドホーン&フィービー・ホワン
原案:フランク・ワイルドホーン&スティーブ・キューデン
演出:宮本亜門
お問合せ:東宝テレザーブ 03(3201)7777
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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2008/05/07 16:12:05 プレシャスインタビュー | Permalink | トラックバック (0)