プレシャスインタビュー
匠ひびきさん(後編)― 徹底した男役のスタイル
安寿ミラのダンスコンサート「FEMALE Vol.9」で久しぶりにダンスを披露している元花組トップスター・匠ひびき。インタビュー前半では難病をおして宝塚最後の舞台に立ち続けた話を伺いました。後半では、先輩安寿ミラのダンス公演「FEMALE Vol.9」のお話や、宝塚時代に極めた男役のスタイル、そして先日、病気を発表した先輩愛華みれへのメッセージなどを伺いました。
(インタビューより)
―― 匠さんは、今すごく女らしいですよね。あのキザなチャーリーさん(匠)ファンには、そういう匠さんはどう映っているのでしょう?
退団したあと、女優として生きていこうとした私の変わり方を見て、引いてしまった方もいますけれど、変わらずに温かく見守ってくださる方たちもいて、「どんどん馴染んでいってほしい」と言ってくださるんです。どうも私のファンの方たちは親心みたいな気持ちで見ていてくださるみたいです(笑)。
男役らしさが1作1作と抜けていくのをずっと見ててくださった方たちが『妻をめとらば』のときに、「硬さが抜けたね、チャーリー。女優になったね」と言って喜んでくださったんです。今回の『FEMALE vol.9』への出演も、ダンスをちゃんと踊れるか心配してくださる方が多くて(笑)。確かに6年も本格的には踊ってませんから。でもやっと踊るんだというので皆さん喜んでくださっているんです。
―― どんな出番になりそうですか?
安寿さんと一緒に踊るところもあるし、歌も歌います。踊る中身は、内緒です(笑)。
―― それにしても匠さんの男役って本当にくささがありましたね。
くさかったですねー(笑)。徹底したいほうでしたし、選ぶ道がそれしかないという事情があったんです。
当時の花組は大浦みずきさんがトップで、その下にかっこいい若手男役がズラリと揃っていて、自分の個性を押し出しす方向として「くささ」を徹底しようと思ったんです。顔立ちからいうとフェアリー系にもいけたとは思うんですが(笑)、そういうタイプの方も揃っていましたから。あまり徹底したせいか、シャープすぎて恐いとか、くさすぎるから嫌いというお客様もいましたけれど、自分にはこれしかないと思って。
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安寿ミラ ダンスコンサート『FEMALE Vol.9』
【東京公演】
期間:2008年6月6日(金)から8日(日)
場所:品川プリンスホテル クラブeX(⇒劇場のHP)
お問合せ:キョードー東京、イープラス
【宝塚公演】
期間:2008年6月14日(土)
場所:宝塚ホテル 宝寿の間(⇒劇場のHP)
お問合せ:宝塚ホテルご宴会承りサロン 0797-85-2611
構成・演出・振付:ANJU
演奏・音楽:笠松泰洋
振付:上田遙 / 港ゆりか / SHUN(ex.DIAMOND☆DOGS)
出演:安寿ミラ / 匠ひびき / 宮内良 / 後藤和雄
《関連情報》
⇒匠ひびきさん―つらさを乗り越えた宝塚最後の公演
⇒安寿ミラさん『ハムレット』についてのインタビュー(07/02)
⇒安寿ミラさん『ベルサイユのばら』特集のインタビュー(06/05)
⇒正塚晴彦作品評『カナリア』
投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2008/06/14 7:00:00 プレシャスインタビュー | Permalink | トラックバック (0)