プレシャスインタビュー
早霧せいなさん・蓮水ゆうやさん ― 『殉情』谷崎の美と愛の世界
早霧せいな
さぎり せいな。宝塚歌劇団宙組男役。長崎県出身。
01年、宝塚歌劇団入団。『ベルサイユのばら2001』で初舞台。
06年、『NEVER SAY GOODBYE―ある愛の軌跡―』で新人公演初主演。06年、『維新回天・竜馬伝! -硬派・坂本竜馬III-』で新人公演主演。
08年、『殉情』でバウホール公演初主演。(写真左)
蓮水ゆうや
はすみ ゆうや。宝塚歌劇団宙組男役。神奈川県出身。
02年、宝塚歌劇団入団。『プラハの春』で初舞台。
08年、『殉情』でバウホール公演初主演。
(インタビューより)
―― 名作の再演なので、プレッシャーがあるのでは?
早霧せいな: 再演だからというプレッシャーはあまりないんです。ただ『殉情』という作品の難しさ――関西弁だったり、日本物の所作だったり、着こなしとか、お稽古を通しての難しさのプレッシャーはありますが、再演ということではそんなに意識していません。
蓮水ゆうや: 私もそうですね。有名な作品ということで、そちらのほうがたいへんかなと。
―― 早霧さんは、絵麻緒ゆうさんの再演を観ているそうですね。観ていたときと作品に入ってでは受け取り方が違いますか?
早霧: 違いますね。純愛は純愛なんですが、最後に自分も目を刺して2人で見えない世界で暮らすということを、観ているときは悲劇的に捉えていたんですけど、実際に自分が演じてみると、佐助は、ずっと恋い慕っていたこいさんと、念願かなって同じ世界になれたということで、最終的にはハッピーな気持ちで終わるんです。
蓮水: 演じてみるにつれ、本当に奥の深い作品だと思います。感情表現も豊かで、演じるというより生きた芝居ができる作品なので、楽しいですね。こう見せよう、こういう言い方をしようというよりも、感情のおもむくままに出たセリフ、というのが生きてくる芝居だと思います。
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◆宙組公演◆
宝塚バウホール開場30周年
バウ・ワークショップ
『殉情(じゅんじょう)』
-谷崎潤一郎作「春琴抄」(中公文庫版)より-
脚本・演出:石田昌也
場所:宝塚バウホール
公演期間:2008年6月28日(土)~7月8日(火)
主演:早霧せいな
※公演の詳しい情報は⇒宝塚歌劇団公演案内ページへ
公演期間:2008年7月17日(木)~27日(日)
主演:蓮水ゆうや
※公演の詳しい情報は⇒宝塚歌劇団公演案内ページへ
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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2008/07/12 9:00:00 プレシャスインタビュー | Permalink | トラックバック (0)