中本千晶のヅカ★ナビ!
《中級編》輝け!アラフォー世代の憧れの星
レベル:★★☆(中級編)
分野:35歳以上のキャリアチェンジ
対象:恋も仕事も40代からもう一花咲かせたいあなた。
つい先ごろ最終回を迎えた話題のドラマ「Around 40」では、主演の天海祐希がカッコ良くて、惚れ直してしまいました。
このドラマ、もうすぐ40代を迎える3人の女性たちが、仕事、恋と結婚、家庭におけるさまざまな転機を、悩みながらも明るく乗り越えていく物語。
女性にとって人生航路の操縦がますます複雑で難しくなっている今、「それでも40代を楽しく乗り切るぞー」 と勇気をもらえるドラマだった。
もっとも天海祐希演じる主人公の緒方聡子は、美人で優秀な精神科医、独身だけど近くに心地よい実家があり、しかも優しく頼れる年下の恋人(これが藤木直人)までいるという。
「そんな人、現実にはいないヨ」 というツッコミは入れたくなるのであるが・・・。
ともあれ、これまでは「バブル世代の軟弱野郎」呼ばわりしかされてこなかった我が世代に「アラフォー世代」などという前向きな呼称ができたのも、なんとも喜ばしいことだ。
・・・などと浮かれていたら今度は、同じく宝塚OGの真矢みきが、8歳年下のイケメンダンサーの西島千博と結婚するという、まさにドラマを地でいくような発表してびっくり!!
ご存知ない人のために補足すると、天海祐希は月組の、真矢みきは花組のトップスターだった。ともに宝塚時代は一世を風靡する大人気スターだったんですよ。
それが今じゃ「アラフォー世代の素敵な女性のモデル」として全国区で注目される存在である。
宝塚を愛する者として、そして同じ世代としてもうれしい限りだ。
これまで私は、宝塚を退団した男役スターの行く末をみてきて、その身の振り方の難しさをつくづく感じてきた。
それはたとえていえば、会社で10数年間つぶしの効かない超特殊技能だけを身につけてきた人が、いきなり独立するようなもの。
「女性が男を演じる」というスキルが生かせる場所は、日本中、いや世界を探しても他にはない。
それどころか「元・宝塚の男役スター」というキャリアが不利に働くことさえある。どうしても「ずーっと男性を演じてきた特殊な人」という色眼鏡でみられがちだからだ。
真矢みきでさえ、女優に転じてから最初の5年はなかなか仕事に恵まれず、苦労したそうだ。
かといって、「男役10年」といわれるだけあって、体に染みこんだこの特殊スキル、払拭するのも時間がかかるものらしい。
ある男役のスターだった人は、結婚して家庭に入り、子育てに専念するようになってからでさえ、「PTAの会合で他のお母さん方をエスコートするちょっとしたしぐさがやけにカッコよかった」 という。
トップスターというのは孔雀の如き羽根を背負って大舞台のセンターに立ち、2000人の観客の拍手喝采を浴びるという日々を過ごしてきた人だ。外の世界でその栄華を超えるのは至難の業だろうとずっと思ってきた。
だから、このところの天海祐希や真矢みきの活躍ぶりが、よけいにうれしいのだ。
二人に共通するのは、「凛とした強さ」や「品のあるユーモアセンス」といった、今までの女性タレントさんにはないキャラが売りであること。
そして、女性から憧れられる存在であることだ。
今年5月にオリコンが実施した「理想の上司だと思う女性有名人」についてのアンケートでは、天海祐希と真矢みきが2位、3位を独占した。
それだけ、世の中が理想とする女性像が変ってきたのだろう。
もしかするとここには、「男役10年」で身につけたものが生きてきているのかもしれない。
さきほどは「つぶしが効かない特殊技能」と書いたけど前言撤回。今こそ「男役」の経験が広く生きる時代になったのかも?(中本千晶)
☆ステップアップのための宿題☆
女優になっても仕事がない事実に愕然とした真矢みきさん、やがて「仕事が来たときのために何をしておくべきか」を考えるようになったそうです(産経新聞「話の肖像画」より)。仕事がないとき、暇なときをどう過ごすかが本当の勝負だ、とはよく言いますが、本当にそうなんですね! 見習いたいと思います。
投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2008/07/11 11:00:00 中本千晶のヅカ★ナビ! | Permalink | トラックバック (1)
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