榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー
安蘭けい初日会見「グラパンがキーポイント(笑)」―『スカーレット・ピンパーネル』
星組東京宝塚劇場公演初日(8月22日)
『スカーレット・ピンパーネル』
星組の人気作品、海外ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』が、8月22日、東京宝塚劇場で幕を開けた。
フランク・ワイルドホーンと小池修一郎という、『NEVER SAY GOODBYE-ある愛の軌跡-』(06年)の名コンビが再びタッグを組んだミュージカルで、20世紀初めに書かれたイギリスの人気小説をもとに、1997年に幕を開け、トニー賞の候補にもあげられたもの。その作品に、宝塚のためのオリジナル音楽と場面を加えたこの星組版は、さらに物語の厚みと宝塚ならではの豪華さが加わった。

舞台は1794年、フランス革命最中のパリ・イギリス。無実の貴族たちを助け出そうとする義賊スカーレット・ピンパーネル、実はイギリス貴族パーシー・ブレイクニーの冒険と、彼の妻マルグリットとの夫婦愛、また2人に対峙する革命派のショーヴランとの闘いなどを描いている。
8月初旬まで公演していた本拠地宝塚大劇場では、主演男役の安蘭けいをはじめとする星組メンバーが、連日熱気あふれる舞台を繰り広げていたが、その好評を追い風にいよいよ東京公演も22日に初日を迎えた。
その初日の午前中に行われた通し舞台稽古のあと、安蘭けいが記者たちの囲み取材を受けた。まずは安蘭から挨拶がある。

「安蘭けいでございます。通し稽古、そして初日にお越しいただきありがとうございます。とうとう東京にやってまいりました。皆さまの期待に応えられるように精いっぱいがんばりますので、どうぞご期待ください」
続いて報道陣から質問が飛ぶ。
──今回演じているパーシー役はいろいろな顔を持っていますが、安蘭さんとしてはどのへんに共感していらっしゃいますか?
「そうですね。やはりマルグリットを思うパーシーの愛に共感してますね。あとは正義の味方の部分ですね。」
──星組の歌唱力が素晴らしいのですが、ワイルドホーンさんの楽曲への取り組みは?
「ワイルドホーン先生は、そんなに音にあまり執着というか、そういうものがなくて、作曲家なんですけど、僕は感じたまま音にするからと、多少音が違っても全然怒られなくて。それよりも伝えることとかそういうことを大切にしてほしいと言われて、みんなでそれを気をつけながらがんばりました。コーラスもかなり難しいコーラスだったんですけど、舞台上だけじゃなくて、毎日自主稽古したりして、力を入れてお稽古しました。」

──安蘭さんへの新曲についても。
「わざわざ作っていただいた『ひとかけらの勇気』ですね。あれは私のCDを聞いて、先生が作ってくださったということで、とても光栄に思い、そして大切に歌いたいと思っています。
小池先生がつけてくださった歌詞がとてもよくて、裏方さんからも、聞いてたらなんか勇気をもらって、がんばらなきゃって思うという声を聞いて、お客様だけではなくて、そこの空間にいるみんなに対して、なんか歌ってるような感じもあります。(もう1曲の新曲)『栄光の日々』もとてもいい感じです。」
──宝塚大劇場との変更点や、より力を入れていることなどありましたら。
「そうですね。個々にレベルアップはしてると思うのですが。私に関しては、グラパンの居かたが、キーポイントかなと(笑)。大劇場のほうではグラパンがパーシーと離れて1人歩きしてたところが少しあるので(笑)、それをパーシーに近づけるようにお稽古というか、(小池)先生に指導されて、そのへんを自分で気をつけようかなと(笑)。」

──アドリブも舞台稽古からどんどん出てましたね。
「そのへんも小池先生に少しご注意いただいて(笑)、やりすぎてるんじゃないかと(笑)。私は、やっぱりリピートしてくださるかたへ向けてやりすぎてたところがありまして(笑)。でも、楽しかったらいいという問題じゃないんだなと(記者、大爆笑)。反省もし(笑)、でもまたこれから、どんどんやるなかで東京のお客様からどんな反応が返ってくるかわからないので(笑)、それに合わせていろいろやっていきたいなと思ってます。」
安蘭けいのサービス精神たっぷりなグラパン話に、囲んでいる記者たちも笑いをこらえきれず、爆笑につぐ爆笑のなか会見は終了。最後に「千秋楽まで、よろしくお願いいたします」という挨拶のあと、盛大な拍手に送られて初日の舞台裏へと引き上げていった。
この公演は10月5日まで東京宝塚劇場で公演中。(文・榊原和子/写真・吉原朱美・人物、岩村美佳・舞台)

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◆宝塚歌劇星組公演◆
三井住友VISAミュージカル
『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』
潤色・演出:小池修一郎
東京宝塚劇場
公演期間:2008年8月22日(金)~10月5日(日)⇒宝塚歌劇団公演案内へ

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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2008/08/28 14:24:07 榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー | Permalink | トラックバック (0)





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