レベル:★★☆(中級編)
分野:子育て論
対象:受験勉強だけが勉強じゃない、感受性豊かな子どものうちにいろいろな体験をさせてやりたいと望む親の皆さん。
タカラヅカといえば少女向けの甘いラブストーリーばかりをやっているイメージがある。だが、中にはビミョーに苦いオトナの話が混じっているから困ったものだ。
… (08/09/26)月組日生劇場公演「グレート・ギャツビー」2度目の観劇をされたあさこ様命さんから感想をいただきました
「出戻りファンの温故知新」にお便りをいただきました
宝塚を観劇したことがない人も劇場に足を運んでもらいたい!というお便りを、読者の方からいただきました
春野寿美礼さんのファーストコンサート「マイハート」を観劇されたポンタさんからお便りをいただきました
宙組公演『逆転裁判』制作発表(9月23日)
カプコンの人気ゲームソフト「逆転裁判」が、宝塚歌劇で舞台化されることになった。タイトルは『逆転裁判 -蘇る真実-』で、宙組の蘭寿とむが主演し、09年2月~3月にかけて宝塚バウホールと日本青年館大ホールで上演される。
太平洋戦争中の宝塚歌劇を舞台に描く話題作、『愛と青春の宝塚~恋よりも生命よりも~』が、12月に新宿コマ劇場で上演される。テレビドラマで好評だった同名作品をもとにしたミュージカルだが、暗い時代に夢を守り生きたタカラジェンヌ役を、全員宝塚OGで演じるということでも話題を呼んでいる。また主要4役がWキャストで、組み合わせが楽しめるというのも嬉しい。そのWキャストたちに登場してもらうこの対談シリーズ。第2回目は、主役のリュータン(嶺乃白雪)を慕う後輩男役タッチー(橘伊吹)役の彩輝なおと貴城けい。この役のことや宝塚時代に共演した思い出などを語ってもらった。
⇒Vol.1 紫城るいさん&映美くららさんインタビュー(前編)
⇒Vol.1 紫城るいさん&映美くららさんインタビュー(後編)
⇒「愛と青春の宝塚」製作発表
月組日生劇場公演
『グレート・ギャツビー』
9月は東京宝塚劇場と日生劇場という隣同士の2つの大きな劇場で、小池修一郎作品が上演されている。ともにクオリティも高く観客動員もよく、改めて小池が、宝塚歌劇をそのホームグラウンドとして作品作りを続けていることの喜びを感じさせてくれる。
大浦みずきのダンスプロジェクト「GIGEI-TEN」の第2弾『Lady x 7(レディ・バイ・セブン)』が9月26日から始まる。「踊る場を作ろう」「言葉と踊りの融合を」とのコンセプトで始まったこのプロジェクトの第1弾『コインランドリー』は、昨春、青山円形劇場で上演され、ダンスなのにストレートプレイを観たような気になる舞台だった。第2作では台詞を際だたせる力ある演出で定評のある宮田慶子を迎え、大浦と同世代の踊り手が結集、言葉と踊りのさらなる融合を模索する。振付は引き続き大浦の“盟友”前田清実が担当する。3人に前作から今回までの道のりなどを聞いた。
… (08/09/22) 9月後半に行われる、宝塚OGのダンスステージを2つご紹介します。
1つは大浦みずきの『Lady x 7(レディ・バイ・セブン)』。昨春の『コインランドリー』に続く、ダンスシアターGIGEI-TENシリーズの第2弾です。脚本・演出に演劇界を代表する宮田慶子を迎え、実力派7人の女性ダンサーが、物語を踊りで紡ぎます。
もう1つは湖月わたるのステージ『Re-Birth』。こちらはエネルギッシュな男性ダンサーを従えた湖月が、ダンスはもちろんボーカリストとしてもパワフルなステージを繰り広げるとか。
どちらも現役時代はダンスの名手として鳴らしたトップスター。退団後もこうして2人のダンスが観られるのは嬉しいですね。
… (08/09/19)「榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー 雪組宝塚大劇場公演」にお便りをいただきました
雪組宝塚大劇場公演
『マリポーサの花』
『マリポーサの花』は、どこか懐かしさを感じさせる正塚晴彦作品である。10年くらい前までよくあった作風で、進行が数人のダイアローグにまかされていて、観客に不親切である。だが主人公の心理にうまく乗ることができれば、彼がたどる道のりの重さに見合うだけの何かを必ず発見させてくれる。その何かとは、いたってシンプルな「今、生きてここにいる」喜びだったり、「明日も生きていこう」という意志だったりするのだが。
レベル:★★★(上級編)
分野:心理学
対象:マリッジブルーを経験したことがある人、幸せすぎる自分に一抹の不安を覚える人
現在、東京宝塚劇場で上演中の星組公演「スカーレット・ピンパーネル」、宝塚大劇場で先に観た知り合いが「100点満点!」と採点していたらしいけど、たしかに納得の面白さだ。
… (08/09/12)雪組宝塚大劇場公演
『ソロモンの指輪』
作品の面白さが、上演形態のミスフィードで減点されるとしたら、観客にとっても出演者にとっても不幸なことである。
雪組大劇場の『ソロモンの指輪』と『マリポーサの花』は、イレギュラーな形での上演となっている。30分のショーと1時間40分の芝居+20分のフィナーレという組み合わせだが、この形はたぶん1981年の月組『ジャンピング』『新源氏物語』以来だと思う(三本立
て上演は別にして)。
この上演形態に対しての批評は、最後にまとめて書くつもりなので、ともかく今回の芝居とショーは通常の形で観たかったということだけ、始めに書いておこう。『マリポーサの花』は前もので、ストレートプレイ的余韻を残しつつ幕を下ろしてもらいたい。ショーの『ソロモンの指輪』は55分にして、各場面を少しずつふくらませるか、作者にその気があればこの希有壮大な指輪物語にふさわしい奇抜なフィナーレを書き加えてもらえばいいのだ。そうすれば、2作とも相当高い評価と満足度を与える公演となったにちがいない。今でさえハンディを乗り越えて、十分に優れた作品としてその魅力を見せてくれているのだから。
宝塚月組の日生劇場公演「「グレート・ギャツビー」を観劇されたあさこ様命さんから感想をいただきました
6年前に藤原紀香主演でフジテレビ系列にて放映され、大きな反響を呼んだ話題作『愛と青春の宝塚~恋よりも生命よりも~』が、舞台になって帰ってくる。昭和14年、迫り来る戦争の足音のなかで、タカラジェンヌたちが夢を守り生きていく姿を描いた物語で、紫吹淳・湖月わたるをはじめ、アンサンブルキャストまでもが元タカラジェンヌたちというミュージカルだ。主要4役はWキャストということもあって、さまざまな組み合わせが楽しめるのも見どころ。そのWキャストたちに登場してもらうこの対談シリーズ、第1回目は、娘役の紅花ほのかを演じる紫城るいと映美くらら。宙組と月組の主演娘役として、また3年間月組で過ごした仲間として、さまざまな思いを語ってもらった。
春野寿美礼のファーストコンサート『My Heart』が9月3日、青山劇場で幕を開けた。宝塚を退団後、「心の底から歌いたい」との思いが結実した復帰第1作。あの懐かしい歌声がさらにスケールアップして帰ってきた。
- 月組公演
2007年8~9月 宝塚大劇場 - 主な配役
- シャンドール…瀬奈じゅん
ヴェロニカ…彩乃かなみ
ボルディジャール…霧矢大夢
マレーク…城咲あい
ジグモンド…大空祐飛
ギゼラ…出雲綾
ラースロ…嘉月絵理
ヤーノシュ…遼河はるひ
レオー…龍真咲
矢代鴻、未沙のえる、桐生園加、良基天音、北嶋麻実 ほか
- 作曲・編曲:高橋城
- 作曲・編曲:玉麻尚一
- 作曲・編曲:太田健
- 編曲:高橋恵
- 振付:伊賀裕子
- 振付:麻咲梨乃
- 振付:平沢智
- 装置:大橋泰弘
- 衣装:任田幾英
- 照明:勝柴次朗