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2008年9月25日 (木)

公演情報(宝塚歌劇)

人気ゲームソフト「逆転裁判」が宝塚で舞台化

宙組公演『逆転裁判』制作発表(9月23日)

 カプコンの人気ゲームソフト「逆転裁判」が、宝塚歌劇で舞台化されることになった。タイトルは『逆転裁判 -蘇る真実-』で、宙組の蘭寿とむが主演し、09年2月~3月にかけて宝塚バウホールと日本青年館大ホールで上演される。

Ranjyu

 渋谷のBunkamura オーチャードホールにおいて行われた制作発表会は、「逆転裁判 特別法廷2008秋 オーケストラコンサート」の一部として開催され、「逆転裁判」シリーズのプロデューサーである松川美苗氏、そして宝塚歌劇団演出の鈴木圭氏が、このプロジェクトの関係者として登場した。

 この「逆転裁判」シリーズは、国内外で累計300万本という人気推理アドベンチャーゲームで、プレーヤーが弁護士となって、無実の依頼人を救うという法廷もの。それだけに制作発表もアニメ仕立てで、まずは本シリーズの人気キャラクターの1人“裁判長”が登場して、「逆転裁判」×「宝塚歌劇」という舞台化のプロジェクトを発表する。その内容に、この日、オーケストラによるゲームサウンドを聞きに集まった「逆転裁判」ファンたちから、大きな歓声と驚きの声があがる。

 続いて、松川・鈴木のトークにより、今回の経過が説明される。それによるとカプコンのプロジェクトチームに宝塚好きなスタッフがいたこともあって、コンテンツ拡大の1つとして宝塚歌劇との提携が提案されたという。そして話し合いのなかで最も舞台化の可能性のあるものとして選ばれたのが、この「逆転裁判」。脚本と演出には、かねてからこのゲームの愛好者でもあった鈴木氏が担当することに。そして、実現までには2年の紆余曲折があったものの、今年4月に行われた「逆転裁判 特別法廷 オーケストラコンサート」の観客の熱気が後押しとなり、プロジェクトが一気に前進したという。

 この舞台化で、蘭寿とむが演じることになる主人公は“成歩堂龍一”。だが宝塚では洋物での上演となるため、このゲームの海外版の役名“フェニックス・ライト”を使用する。またラブロマンスが欠かせない宝塚歌劇らしく「成歩堂くんの恋」も描かれるという。

 ビデオレターで登場した蘭寿とむは、挨拶の後、このゲームの「オフィシャルブック」に載っている「キャラクター性格判断」というYES/NO チャートに挑み、成歩堂龍一ではなくライバルの御剣怜侍という結果に。だがビデオレターの最後には、みごとに成歩堂龍一に変身、「異議あり」ポーズを決めて会場を沸かせた。

 松川氏が「カプコンは、映画化やアニメ化などコンテンツの拡大に挑戦してきたが、今回の宝塚歌劇団さんによる舞台化は、今まで以上の挑戦だと思っています。2009年2月、新しい『逆転裁判』と宝塚歌劇を楽しみにしていてください」と最後に挨拶、制作発表会は終了した。(文・榊原和子)

公演予定/宙組公演『逆転裁判 -蘇る真実-』
2009年2月5日~15日に宝塚バウホール
2009年2月24日~3月2日日本青年館大ホール

投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2008/09/25 0:18:00 公演情報(宝塚歌劇) | | トラックバック (0)

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