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2008年9月 8日 (月)

公演情報エトセトラ

「愛と青春の宝塚」製作発表 元トップスターが勢ぞろい

 戦争に翻弄されながら強く生きるタカラジェンヌの姿を描き、02年に藤原紀香主演で放映されたテレビドラマ「愛と青春の宝塚~恋よりも生命よりも~」が、主演に元宝塚トップスターを揃え、ミュージカルとして上演される。今年いっぱいで閉館される新宿コマ劇場の最後を飾る公演となる。

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 4人の主要人物はそれぞれWキャストで、4パターンの組み合わせがあるのも話題。嶺野白雪(リュータン)に紫吹淳、湖月わたる、橘伊吹(タッチー)は彩輝なお、貴城けい、星風鈴子(トモ)は星奈優里、大鳥れい、そして紅花ほのか(ベニ)を紫城るい、映美くららが演じる。男優陣では本間憲一、石井一孝、佐藤アツヒロらが共演する。脚本はテレビドラマを手がけた大石静、演出は鈴木裕美、音楽は三木たかし。

 9月8日、東京都内のホテルで同ミュージカルの制作発表が、一般の観客も同席する中、行われた。宝塚歌劇の大ファンである笠井信輔フジテレビアナウンサーによる作品紹介の後、キャスト・スタッフが順に登場する。まず男役トップスター・リュータンを演じる紫吹、湖月、次にリュータンの後輩でありライバルであるタッチー役の彩輝、貴城。それぞれエンビに、髪型やメイクがりりしい。

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 続いては娘役陣で、トモを演じる星奈大鳥が赤いドレスで、ベニを演じる紫城映美が白いドレスで現れる。
 それから海軍中尉・速水悠介役の本間、歌劇団演出家の影山航を演じる石井が登壇、最後に原作・脚本の大石に演出の鈴木と、総勢12人が壇上に揃い、挨拶が始まった。

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 大石「テレビドラマは普通の女優が演じるタカラジェンヌだったが、今回は本物。つい最近までトップスターだった方が揃って嬉しい。その彼女たちが、タカラジェンヌを演じると同時に、生身の女の気持ちを演じるというところが見所になる。
 先日、宝塚音楽学校を取材して、その厳しさすごさにびっくりした。厳しい音楽学校を経て、さらに厳しい劇団に入り、トップになり、退団後もこうして活躍している。そんな皆さんと一緒に仕事ができて光栄に思う。」

 鈴木「小さい頃から宝塚の公演は観ていた。光栄だし、身の引き締まる思い。大石さんとは日本女子大の先輩・後輩の間柄。初めて一緒に仕事させていただく。女子校育ちということで、そのノリを駆使したいと思っている。
 登場人物が皆、演劇人・舞台人なので、彼・彼女たちの舞台にかける情熱はもちろん、駄目なところも描いていきたい。」

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 紫吹「この時代に強くたくましく生きたリュータンを、悔いなく演じたい。」
 湖月「夢を忘れることなく舞台に情熱をかけた先輩方のおかげで今の私たちがある。感謝の気持ちをこめて演じたい。そして今回こういう形で久しぶりに皆と一緒にお芝居できることを嬉しく思っている。」

 彩輝「この作品に巡り合えてとても幸せ。宝塚の卒業生として誇りを持って、役者として原点に帰る気持ちで取り組みたい。」
 貴城「大先輩方が守ってこられた宝塚、そしてその作品に宝塚出身の私たちが出演できるのは大変光栄に思う。宝塚をご存知の方もご存知ない方も、この作品を通して感動を与えられるよう精一杯努めたい。」

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 星奈「こうして懐かしいメンバーと集まって、先輩の過ごしてきた時代を舞台上で演じることができることを光栄に思う。宝塚で同じ時代を共に戦って生きてきた仲間ということで、そこが自分の役に活かせるのではないか。」
 大鳥「女性ばかりの劇団が100年もの間、輝き続けていられるのは先輩やお客様の力があったからと今改めて感じている。ドラマの中で『タカラジェンヌの身体はダイヤモンド』という台詞があった。その言葉に恥じないように強くて美しいタカラジェンヌ魂を表現できたら」

 紫城「大先輩が作り守ってきた宝塚という世界を、タカラジェンヌだった私たちが表現できるのは本当に光栄なこと。楽しみにしている。」
 映美「共に舞台を作ってきた先輩方と共演できることを楽しみにしている。実際に宝塚にいた私たちだからこそ出せるものがあると思うので楽しみながら作っていきたい」

 本間「これほどの女性に囲まれて嬉しいような怖いような。宝塚に足を踏み入れたよう。レベルの高い作品にしたい」
 石井「まず3人の男優で手に手を取って女性陣に一矢報いたい。また、これまで宝塚の卒業生と多く仕事をする中で、すっかり宝塚通になってしまった。今回はタイトルに『宝塚』とつく作品だし、演出家役でもあるので、この際、宝塚の裏の裏まで知ってみたい。豪華で華やかな舞台になるようがんばりたい」

 続いて記者からの質問が寄せられる。

 テレビドラマ版と舞台版との違いについては大石から「テレビドラマは前後編の5時間あったが、ミュージカルは休憩を含めて3時間、歌も踊りもあるので、芝居の部分は1時間。この5時間をいかに1時間にすることにエネルギーを注いだ。テレビドラマの、ユースケ・サンタマリアさんと米倉涼子さんが演じた役のエピソードは削ったり。凝縮してエッセンスだけになった」

 宝塚らしい豪華なレビューシーンはあるのか、その演出は、という質問には、鈴木が「劇中劇はあるが、舞台を降りているタカラジェンヌの場面がメイン。華やかな衣装やメイクなどがないところでの舞台人としてのタカラジェンヌを描いている」

 最後に、Wキャストや4パターンの組み合わせについて、
 紫吹「舞台は生もの、何が起こるかわからない楽しさがある。連日足を運んで違いを確認してください(笑)」

 湖月「Wキャスト・トリプルキャストは経験している。同じ作品でも演じる人によってがらっと変わる。組み合わせによっていろいろな色が出せるのでは」

 彩輝「Wキャストや役替わりは経験している。今回タカラジェンヌの役を共にやってきた仲間と一緒に演じるので等身大の部分を表現できるのではと思っている。日々生まれる、変わっていくライブ感を楽しんでいただきたい」

 貴城「役替わりは経験しているが、今回は1つの役を演じる。同じ役同士の彩輝さんと相談し、お互い刺激しあいながらやりたい」

 星奈「Wキャストの経験は初めてでとても楽しみ。元タカラジェンヌ同士、いろいろなことをやっても必ず受け止めてもらえると思う」

 大鳥「初日が4回あるということ!刺激的で楽しめると思う」

 紫城「まったくわからないので楽しみ。私の演じるベニはリュータンさんの大ファンということで、現役時代のわくわく感がある。上級生と同期の役ができるのも楽しみ」

 映美「Wキャストは初めての経験。常に緊張感をもちながら、1回1回をいつも新鮮にできるのではと楽しみにしている」

 そして演出の鈴木は「稽古場の仕切りは大変だと思うが、ルールは一緒、遊び方は全員違っていいし、毎回違う方がいい。稽古場ではルールの徹底と、本番はどれだけ自由にいきいきとやっていただけるかに期待したい」

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 ミュージカル「愛と青春の宝塚~恋よりも生命よりも~」は、12月2日から22日まで新宿コマ劇場で(12月1日プレビュー公演あり)、その後、全国20箇所で40公演が行われる。

⇒詳しくは公式サイトへ

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◎愛と青春の宝塚インタビュー
紫城るいさん・映美くららさん ― タカラジェンヌの実感を
以後、続きます。

◎その他のインタビュー
彩輝なおさんインタビュー(2008/2)
湖月わたるさんインタビュー(2007/12)
貴城けいさんインタビュー(2007/9)
紫吹淳さんインタビュー(2006/11) 

投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ  2008/09/08 20:11:38 公演情報エトセトラ | | トラックバック (2)

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