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2008年9月 2日 (火)

男役の行方~正塚晴彦の全作品

マジシャンの憂鬱

マジシャンの憂鬱
月組公演
2007年8~9月 宝塚大劇場
主な配役
シャンドール…瀬奈じゅん
ヴェロニカ…彩乃かなみ
ボルディジャール…霧矢大夢
マレーク…城咲あい
ジグモンド…大空祐飛
ギゼラ…出雲綾
ラースロ…嘉月絵理
ヤーノシュ…遼河はるひ
レオー…龍真咲
矢代鴻、未沙のえる、桐生園加、良基天音、北嶋麻実 ほか   
 
作曲・編曲:高橋城
作曲・編曲:玉麻尚一
作曲・編曲:太田健
編曲:高橋恵
振付:伊賀裕子
振付:麻咲梨乃
振付:平沢智
装置:大橋泰弘
衣装:任田幾英
照明:勝柴次朗

 瀬奈じゅん扮するクローズアップ・マジシャンのシャンドールが突然あらぬことを口走り始める。彼は透視をしている最中である。しかも口にする内容は白昼夢に似ている。すると透視とは夢を見ることなのか。

 「あれは地下室? 暗い。穴蔵のような。さまよって。分からない。これは誰かが見ている景色か? 誰なのか。まるで精神を感じられない。ん? 見えなくなった。真っ暗で……手だ。女性の手。顔を覆っているのか。……指輪を見ている。結婚指輪。サファイアがぐるりと埋め込まれている。高価な。光っているのはダイヤ。等間隔にダイヤを挟んで」

 霧矢大夢のボルディジャール皇太子が、自分の指を示して叫ぶ。

 「この指輪か」

 「同じものです」

 「マレークだ。マレークが見たものを見たというのか」

 ボルディジャールは「とある国」の皇太子である。3年前にマレーク皇太子妃を自動車事故で失った。彼女は既にこの世の人ではない(はずだ)。ところがシャンドールはいま彼女のまなざしを借りて夢を見ていた。否。透視をしていた。

 皇太子妃の自動車事故というと、まるで英国のダイアナ妃を思わせる設定である(彼女の場合は自動車事故当時、チャールズ王太子と離婚していたが)。

 『ホテル ステラマリス』『愛するには短すぎる』から続く流れを見ると、2007年の月組『マジシャンの憂鬱』が描き出すのは、しかしヨーロッパ現代史に直接かかれる事柄ではなく、時間は現代にとっていても、やはり中世の騎士道物語の世界である。ダイアナ妃の事故との類似は、観客の興味をそそるために仕組まれている。あるいは英国王室が騎士たちの末裔だといってもよい。

☆        ☆    (後略)  ☆      ☆

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 『男役の行方~正塚晴彦の全作品』はブログ『宝塚プレシャス』でその一部を紹介し、全文はアサヒ・コム プレミアム「ベーシックパック」の『宝塚プレシャス』でお読みいただけます。。

正塚晴彦作品リスト
はじめに~宝塚の新しい時代に向かって
暁のロンバルディア―愛が蘇るとき―
イブにスローダンスを
アンダーライン
テンダー・グリーン
パペット―午前0時の人形たち―
WHAT'S THE TITLE…!
BLUFF―復讐のシナリオ―
ロマノフの宝石
銀の狼
メラコリック・ジゴロ―危ない相続人―
ブラック・ジャック 危険な賭け―手塚治虫原作より―
二人だけの戦場
WANTED
LAST DANCE
ハードボイルド エッグ
二人だけが悪(ワル)―男には秘密があった そして女には…―
バロンの末裔
FAKE LOVE―愛し過ぎず 与えすぎず
SAY IT AGAIN―「ヴェローナの2紳士」より―
デパートメント・ストア
ブエノスアイレスの風―光と影の狭間を吹き抜けてゆく…―
Crossroad―すれ違うばかりじゃやりきれない―
Love Insurance(ラブインシュランス)
Practical Joke(ワルフザケ)―ってことにしといてくれよ―
カナリア
追憶のバルセロナ
Romance de Paris
BOXMAN ― 俺に破れない金庫などない ―
BourbonStreet Blues
スカウト
La Esperanza―いつか叶う―
ホテル ステラマリス
愛するには短すぎる

投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2008/09/02 9:02:51 男役の行方~正塚晴彦の全作品 | | トラックバック (0)

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