月組日生劇場公演
『グレート・ギャツビー』
9月は東京宝塚劇場と日生劇場という隣同士の2つの大きな劇場で、小池修一郎作品が上演されている。ともにクオリティも高く観客動員もよく、改めて小池が、宝塚歌劇をそのホームグラウンドとして作品作りを続けていることの喜びを感じさせてくれる。

雪組宝塚大劇場公演
『マリポーサの花』
『マリポーサの花』は、どこか懐かしさを感じさせる正塚晴彦作品である。10年くらい前までよくあった作風で、進行が数人のダイアローグにまかされていて、観客に不親切である。だが主人公の心理にうまく乗ることができれば、彼がたどる道のりの重さに見合うだけの何かを必ず発見させてくれる。その何かとは、いたってシンプルな「今、生きてここにいる」喜びだったり、「明日も生きていこう」という意志だったりするのだが。
雪組宝塚大劇場公演
『ソロモンの指輪』

作品の面白さが、上演形態のミスフィードで減点されるとしたら、観客にとっても出演者にとっても不幸なことである。
雪組大劇場の『ソロモンの指輪』と『マリポーサの花』は、イレギュラーな形での上演となっている。30分のショーと1時間40分の芝居+20分のフィナーレという組み合わせだが、この形はたぶん1981年の月組『ジャンピング』『新源氏物語』以来だと思う(三本立
て上演は別にして)。
この上演形態に対しての批評は、最後にまとめて書くつもりなので、ともかく今回の芝居とショーは通常の形で観たかったということだけ、始めに書いておこう。『マリポーサの花』は前もので、ストレートプレイ的余韻を残しつつ幕を下ろしてもらいたい。ショーの『ソロモンの指輪』は55分にして、各場面を少しずつふくらませるか、作者にその気があればこの希有壮大な指輪物語にふさわしい奇抜なフィナーレを書き加えてもらえばいいのだ。そうすれば、2作とも相当高い評価と満足度を与える公演となったにちがいない。今でさえハンディを乗り越えて、十分に優れた作品としてその魅力を見せてくれているのだから。
星組東京宝塚劇場公演初日(8月22日)
『スカーレット・ピンパーネル』
星組の人気作品、海外ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』が、8月22日、東京宝塚劇場で幕を開けた。
フランク・ワイルドホーンと小池修一郎という、『NEVER SAY GOODBYE-ある愛の軌跡-』(06年)の名コンビが再びタッグを組んだミュージカルで、20世紀初めに書かれたイギリスの人気小説をもとに、1997年に幕を開け、トニー賞の候補にもあげられたもの。その作品に、宝塚のためのオリジナル音楽と場面を加えたこの星組版は、さらに物語の厚みと宝塚ならではの豪華さが加わった。

宙組梅田芸術劇場メインホール(7月5日~21日)
『雨に唄えば』
再演物というのは、初演が好評であればあるほど、新たに演じる役者にとっては大きな挑戦となるものである。だが観る側にしてみれば、同じ骨格を異なる肉付けで示されることで、その作品のもつ本質を別の角度から眺めることが出来る。梅田芸術劇場で上演中の宙組公演『雨に唄えば』は、宝塚版の初演(安蘭けい主演/03年、日生劇場)でコズモ・ブラウン役だった大和悠河が今度は主人公ドン・ロックウッドに扮し、安蘭とは全く別のドンを作り上げている。それはコズモ役の蘭寿とむ以下も同様で、出演者の一人ひとりが工夫を凝らし、いまの宙組ならではの舞台に仕上がった。
星組宝塚大劇場公演
『スカーレット・ピンパーネル』
大作ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』の初演に挑んで、星組が絶好調である。
フランク・ワイルドホーンの楽曲と小池修一郎の演出という才能の組み合わせは、前回の『NEVER SAY GOODBYE―ある愛の軌跡―』(06年)で実績を残しているが、今回もまたこれからの宝塚歌劇団の財産となるような、上質のエンターテイメントを生みだした。とくに宝塚用のオリジナル部分を加えたことなどを含めて、小池修一郎のアレンジャーとしての傑出した才能が、この舞台の成功の大きな要因であることはいうまでもない。
優雅な貴族の生活と鬼気迫る革命の現実、コメディタッチの冒険活劇とリアルな男女の心理描写、その双方がドラマに無理なく組み込まれていて、原作本「紅はこべ」シリーズからルイ・シャルルの部分など新たなシーンを加えて、ブロードウェイ版とは異なる宝塚の『スカーレット・ピンパーネル』を生みだした小池修一郎の手腕は高く評価されていいだろう。そして安蘭けいや遠野あすか、柚希礼音をはじめとする星組全員の真摯な取り組みと熱意が、この作品をすみずみまで楽しめるものにしている。

花組東京宝塚劇場公演初日(7月11日)
『愛と死のアラビアー高潔なアラブの戦士となったイギリス人-』
『Red Hot Sea』
花組の新しい主演男役、真飛聖のお披露目公演『愛と死のアラビア』と『Red Hot Sea』が、7月11日、東京宝塚劇場で幕を開けた。
芝居の『愛と死のアラビア』は、19世紀初頭のエジプトを舞台に、「ハヤブサの目を持つ男」として名をはせたトマス・キースの物語を、友情と愛とからませて描き、真飛聖の男役らしい魅力を見せている。また、海をテーマにさまざまなモチーフを繋げた『Red Hot Sea』は、新生花組の若さが溢れたショー。月組から組替えになった大空祐飛が加わって、新たな花組の船出の勢いが伝わってくる。

星組宝塚大劇場公演初日(6月20日)
『スカーレット・ピンパーネル』
海外ミュージカルの日本初演で話題の星組公演『スカーレット・ピンパーネル』が、宝塚大劇場で幕を開けた。作曲はフランク・ワイルドホーン、潤色と演出は小池修一郎という『NEVER SAY GOODBYE--ある愛の軌跡--』(06年)の名コンビが再び取り組んだこの舞台は、97年にブロードウェイで初演、翌年のトニー賞では何部門も候補にのぼったという人気ミュージカル。
フランス革命後のフランスとイギリスを舞台に、貴族パーシー・ブレイクニーが義賊スカーレット・ピンパーネル(紅はこべ)となって活躍するなかで、妻で女優のマルグリッドとの愛を確かめていくという、冒険と恋をドラマティックに描いたエンターテイメント大作である。
初日は、出演者の熱唱や豪華な衣装、息もつかせぬ展開の舞台に、観客からは盛大な拍手が送られ、スタンディング・オベーションがなかなか終わらない。そんな興奮のなかで、客席で観劇したワイルドホーン氏を中心に小池修一郎、安蘭けい、遠野あすか、柚希礼音が並んで、囲みインタビューが行われた。

雪組全国ツアー公演(5月17日~6月15日)
『ミロワール』
(⇒「『外伝 ベルサイユのばら -ジェローデル編-』」から続く)
ショーは、今年1月から3月まで上演され好評だった『ミロワール─鏡のエンドレス・ドリームズ─』(作・演出/中村暁)の全国ツアー版である。人数は少なくなったが、このショーのよさは損なわれていないし、場面によってはうまく改訂されている部分もあり、悲劇的な『ベルばら』のあとに発散系で明るいショーという組み合わせは、相性抜群である。

花組宝塚大劇場公演(5月9日~6月16日)
『Red Hot Sea』
(⇒「真飛聖と花組の新しい魅力 『愛と死のアラビア』」から続く)
『Red Hot Sea』は、南の海が背景になったストーリー性のあるショーである。「海をめぐる要素を織り込んだ」と、解説にあるように、渚や波、舟や鳥などをモチーフにした場面が展開する。
… (08/06/05)花組宝塚大劇場公演(5月9日~6月16日)
『愛と死のアラビア-高潔なアラブの戦士となったイギリス人-』
花組の印象が一新された。演目のせいもあるが、若さと熱が表に出ている。お披露目公演の真飛聖を真ん中に、月組から異動の大空祐飛、プレお披露目の中日公演から真飛を支えてきた壮一帆、愛音羽麗や未涼亜希といったメンバーが、いっせいに走り出したような勢いがある。ヒエラルキーというよりも横並びに近いこのフラットな魅力は、“今の花組”ならではの色で、このまま遠慮せずに個性の競い合いを見せてほしいという気になる。

月組東京公演初日(5月23日)
『ME AND MY GIRL』
月組東京公演が初日を迎えた。
話題のミュージカル『ME AND MY GIRL』は、いまや宝塚の財産と言っていいほど愛されている作品。今回は13年ぶりの上演であり、また、主演娘役彩乃かなみ、組長の出雲綾など4名の退団作品になるとあって、ファンにとっても特別な思いのこもった公演となっている。

月組宝塚大劇場公演
『ME AND MY GIRL』
(3/21~5/5 宝塚大劇場)
話題作『ME AND MY GIRL』が大劇場で好評上演中である。途中でジャッキーの役替わりがあり、その両方を観たレポートになる(写真は明日海りおジャッキーのもの)。
『ME AND MY GIRL』は、宝塚では5回目の上演。最初は剣幸・こだま愛で87年に初演と再演。再々演は95年に天海祐希と麻乃佳世。その直後の96年の中日公演を久世星佳と風花舞。以上の4回すべてが月組公演だった。そして今回も月組で、13年ぶりの上演である。版権やスポンサー側の希望や事情、ふさわしいキャスティングなどの諸条件から、なかなか実現しなかっただけに、公演実現への出演者や客席の喜びがストレートに伝わってくる。また、初舞台を踏んだ第94期生44人が、オープニングの口上やロケットダンス、さらに「ランベス・ウォーク」の2階客席降りや、2幕初めのタップなどで活躍。元気な姿が、このミュージカルをさらに明るく楽しく盛り上げている。
宙組組東京公演初日(4月4日)
『黎明の風―侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦―』『Passion 愛の旅』
宙組東京公演が初日を迎えた。
昭和の日本を題材にしたドラマ『黎明の風』と、豪華でシックなレビュー『Passion 愛の旅』の2本立てである。
『黎明の風』は、まだ若い観客には、もう遠くなってしまった第二次世界大戦の悲しい記憶を伝え、男性やお年寄りには身近に感じられるドラマで、幅広い観客層を惹きつける要素を持っている。
また、ショーは、アダルトな轟悠とエネルギッシュな若さの大和悠河が、それぞれの魅力をフルに生かして見応えのある場面を作り出し、蘭寿とむや北翔海莉などをはじめとする宙組生も、ダンスの歌にそれぞれの魅力を発揮している。ただ残念なことに、主演娘役の陽月華が怪我をして休演中で、陽月の分までと宙組メンバーがより一丸となってパワーを発揮している。

星組公演『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』
制作発表(3月27日)
6月から上演される話題作、ブロードウェイミュージカル『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』の制作発表が、星組のメインキャスト3人を迎えて行われた。
作曲はフランク・ワイルドホーン、潤色と演出は小池修一郎という『NEVER SAY GOODBYE--ある愛の軌跡--』(06年)の名コンビが再び取り組むこの大作は、もとはイギリスの作家バロネス・オルツィの人気小説。97年にナン・ナイトンが脚本化して、ブロードウェイで初演され、翌年のトニー賞では何部門も候補にのぼった人気ミュージカルである。
星組ドラマシティ公演初日(3月13日)
ミュージカル・ロマン『赤と黒』
きわめて“宝塚ロマン”な作品である。
原作の愛読者からすれば、背景となるフランス社会の描写にやや物足りなさを覚えるかもしれないが、膨大な原作を2時間という枠に絞り込み、焦点を主人公ジュリアン・ソレルの愛の軌跡に定めたアダプテーションは、さすが柴田侑宏の油の乗り切った時代の作品である(今回の演出は中村暁)。
そしてこの舞台のキャストたちが、作品の意図をよくわかって消化し的確に表現していることで、原作の魅力がきちんと伝わってくる。ところどころに混じっているアナクロなセリフやストレートな演出は、時代を感じさせたりもするのだが、それを補ってあまりある文学的香気がこの舞台にはあって、それこそが“宝塚ロマン”なのだ。
第94期初舞台生(44名)ラインダンス稽古場披露
今年の春に初舞台を踏む94期生の、ラインダンス披露が月組稽古場で行われた。
3月21日に初日を迎える『ME AND MY GIRL』が、彼女たちの晴れ舞台。その稽古も追い込みに入った3月15日に、先輩である月組生たちの前で、練習に練習を重ねてきたラインダンス(ロケット)が初めて披露された。
月組バウホール公演『ホフマン物語』
1月2日(水)~1月13日(日) 明日海りおバージョン
1月19日(土)~1月29日(火) 青樹泉バージョン
『ホフマン物語』の初演は78年4月、バウホールが誕生しての第1作目だった。その年の夏に退団公演を控えていた安奈淳が17日間主演したあとを、同じ花組の当時の若手スター寿ひずるが引き継いで5日間主演をつとめた。
ともに歌手として名高い男役スターだからこそこなせたオペラの難曲を月組メンバー、とくに主演の青樹泉と明日海りおがどう歌いこなすか(今回はさらに十数曲増えている)、また幻想的でトリッキーなドラマを、どこまで自分たちの物語として消化するか、そこがこの舞台のみどころだったと思う。その難易度の高い舞台を、しかも4パターンの役代わりがあるというハードななかで、若さというエネルギーで「歌う・演じる・踊る歓び」に変えた出演者たち。その姿を観るだけでも価値のある舞台であり、同時に音楽の持つ力に酔わされた公演だった。
今回、4パターンのうち2パターンを観ることができたので、その部分のみレポートする。
花組中日劇場公演
『ラブ・シンフォニーll』
(⇒『メランコリック・ジゴロ』より続く。)
聞き覚えのあるオーバーチュアで幕が開く。
そこには、新主演男役に就任した真飛聖が立っている。だがなぜか不思議な思いに襲われた。その真飛に、何度か春野寿美礼の表情が見える気がしたのだ。骨格もパーツもほとんど似ていない2人なのに。
花組中日劇場公演
『メランコリック・ジゴロ―危ない相続人―』
2月の中日劇場公演は、昨年の雪組に引き続き、新しく花組主演男役に就任した真飛聖のプレお披露目の場となった。演目は15年ぶりの上演となる正塚晴彦作のミュージカル『メランコリック・ジゴロ―危ない相続人―』と、昨年、宝塚大劇場と東京宝塚劇場で上演されたショー『ラブ・シンフォニー』を再構成した『ラブ・シンフォニーII』。真飛をはじめ、花組生の個々の魅力がストレートに伝わり、新生花組のこれからが大いに期待できる舞台だった。

宙組宝塚大劇場公演初日(2月8日)
『Passion 愛の旅』
(⇒『黎明の風-侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦-』より続く。)
グランド・レビューと銘打たれただけあって、『Passion 愛の旅』はゴージャスな感覚と洗練されたシックさ、そこに大和悠河の宙組の若いパワーがうまく混ぜ込まれて、作・演出の酒井澄夫らしいレビューの美しさがどのシーンにも溢れている。
宙組宝塚大劇場公演初日(2月8日)
『黎明の風-侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦-』
宙組公演が、なかなか好調だ。
一見難しい戦争と政治の芝居がわかりやすくまとめられ、 幅広い層に訴える内容になっている。またショーは、各場面のレベルが高く、見応えと満足感がある。そして今回の公演は大和悠河率いる宙組が、専科の轟悠という初めての相手との共同作業によって、組カラーというものをはっきり意識して、各人の個性を打ち出すいい機会になった。また主演娘役陽月華の休演というアクシデントを、組の団結心というプラスの方向に向けているのが舞台から伝わってきて、胸を熱くさせられる。
雪組東京公演初日(2月16日)
『君を愛してる-Je t'aime』『ミロワール -鏡のエンドレス・ドリームズ-』
雪組の東京公演の初日が開いた。
アートな色使いが新鮮で、優しさと温かさが伝わるラブ・ロマンス『君を愛してる』と、オーソドックスなスタイルにAQUA5の現代性が新鮮にミックスされたショー『ミロワール』の2本立てである。
『君を愛してる』は、大富豪の長男ジョルジュが「半年以内に結婚することと、結婚相手は上流階級に限る」という遺産相続の条件を突き付けられ、そんななか出会った空中ブランコ乗りの娘に恋をして悩むという物語。作・演出の木村信司が初心に戻って書いたというストレートな“愛”に、雪組全員が熱く取り組み、心に沁みる舞台にしている。
ショー『ミロワール』は、作・演出が中村暁で、「鏡のエンドレス・ドリームズ」と副題がついているように、鏡やその向こうの世界がモチーフ。金色の光が溢れる幕開きから、一気に華麗で楽しいショーの世界に引き込む。そのなかに昨年から活動している男役5人のユニットAQUA5の曲がうまく取り入れられているのが、いいアクセントだ。
雪組宝塚大劇場公演初日(1月1日)
『ミロワール -鏡のエンドレス・ドリームズ-』
(⇒『君を愛してる-Je t'aime』より続く。)
ショーの『ミロワール』は作・演出が中村暁で、「鏡のエンドレス・ドリームズ」と副題がつけられているように、鏡をモチーフにしたショーである。
構成はオーソドックス、開幕とフィナーレはレビュー調で、主演コンビのデュエットダンス、中堅や若手の活躍場面もあり、手堅い作りで安心感がある。そんなスタンダードな宝塚調に、新しい風を吹き込んでいるのが、昨年から活動していたユニットAQUA5をフィーチュアした部分で、新鮮さと現代的な感覚がこのショーのいいアクセントとなっている。
雪組宝塚大劇場公演初日(1月1日)
『君を愛してる-Je t'aime』
元日から公演が始まる宝塚大劇場、今年は雪組で、芝居は『君を愛してる』、ショーは『ミロワール』の2作品である。
この雪組公演は、初日前からCMやグッズ発売など、趣向を凝らしたPR作戦で楽しませてくれていたが、舞台も、アート感覚と遊び心に彩られたシンプルなラブ・ロマンスと、宝塚の伝統+AQUA5効果の現代性がミックスされた明るいショー、というお正月らしい2本立てになっている。
星組東京公演初日(1月2日)
『エル・アルコン─鷹─』
『レビュー・オルキス─蘭の星─』
正月2日、東京宝塚劇場で、星組の『エル・アルコン─鷹─』と『レビュー・オルキス─蘭の星─』が幕を開けた。
漫画家・青池保子の人気作品を齋藤吉正がアレンジした『エル・アルコン』と、オルキス=蘭をモチーフに草野旦が演出するタンゴで綴られたショー『レビュー・オルキス』の2本立てである。
宝塚大劇場(1月1日)
2008年新春鏡開き 轟悠・大和悠河・陽月華
2008年1月1日、午前11時半より、宝塚大劇場の一階ロビーにて、専科の轟悠と宙組主演コンビによる鏡開きが行われた。
開始前から劇場入り口に列を作って並んだファンは約1000人。一番早い人は朝の6時過ぎに並びはじめていたという。

花組東京宝塚劇場公演千秋楽(12月24日)
春野寿美礼 退団会見・パレード
(⇒『春野寿美礼サヨナラショー』より続く。)
宝塚の舞台に別れを告げる『春野寿美礼 サヨナラショー』を終えて、あとはパレードを残すだけとなった花組の主演男役春野寿美礼が、12月24日夕刻からの退団記者会見に臨んだ。
… (07/12/26)花組東京宝塚劇場公演 千秋楽(12月24日)
『春野寿美礼サヨナラショー』
11月16日の初日には、まだ秋の気配を残していたのに、冬の寒さが急激に訪れ、春野寿美礼の宝塚最後の日もあっというまに来てしまった。花組公演『アデュー・マルセイユ』と『ラブ・シンフォニー』の千秋楽は12月24日。昨年は同期の朝海ひかるが旅立っていった、同じクリスマス・イブである。
月組梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演初日(12月14日)
『A-“R”ex』―如何にして大王アレクサンダーは世界の覇者たる道を邁進するに至ったか―
荻田浩一の2年半ぶりの宝塚でのオリジナル・ドラマである。
本公演ではないドラマとしては、バウホールの00年の『聖者の横顔』以来だから、7年ぶりということになる(もちろん外部では、たくさんの作品を手がけているが)。だからというわけではないのだろうが、この空間だからできること、このキャパの舞台だけでしかできないことへのこだわりが、良くも悪くもいろいろな点で伝わってくる。

「AQUA5」スペシャルトーク&ソング(11月23日)
ヴィーナスフォート AQUA5 cafe(東京・台場)
(⇒「AQUA5」スペシャルトーク&ソング イベントレポートより続く)
イベントが終わると、「AQUA5 cafe」で5人を囲む会見が開かれた。AQUA5をイメージして作られたカクテルとスイーツが披露され、珍しそうに5人はのぞきこんでいる。フォトセッションが終了すると記者から質問が飛ぶ。
… (07/11/29)宝塚バウホール
宙組公演『THE SECOND LIFE』
宙組は今、全国ツアーとバウホールの二手に分かれて公演中だが、どちらも若いパワーが台頭するチャンスとなっていて、このバウホールでも北翔海莉を中心に、元気で生きのいい舞台を見せてくれている。
『THE SECOND LIFE』は、作者の鈴木圭にとっては03年の『里見八犬伝』以来2度目の演出作品。純粋なオリジナルとしてはこれが初めてなので、この作品の出来は彼の今後を占うものになるのだが、結果としてはいい出来で、これからの彼の作品作りを期待させるものになっている。
花組東京公演初日会見(11月16日)
『アデュー・マルセイユ』
『ラブ・シンフォニー』
花組の東京公演、ミュージカル・ピカレスク『アデュー・マルセイユ』とグランド・レビュー『ラブ・シンフォニー』が、16日に幕を開けた。
この2本立ては、主演男役スターである春野寿美礼の退団公演になる。
『アデュー・マルセイユ』は、故郷マルセイユに久しぶりに戻った男の過去をめぐる話で、ダンディで美しい春野の男役ぶりが堪能できる。もう1本の『ラブ・シンフォニー』は、“踊る春野寿美礼”が大活躍するレビュー。2本ともサヨナラを意識した場面もあって、観るものの胸に迫る作品になっている。
星組宝塚大劇場初日(11月2日)
『レビュー・オルキス―蘭の星―』
(⇒『エル・アルコン―鷹―』初日レビューより続く)
ショー『レビュー・オルキス-蘭の星-』の作・演出は草野旦で、タンゴと蘭をテーマに作られている。振付に、世界三大オペラ劇場の一つであるアルゼンチンのコロン劇場から、バレエ団の芸術監督を務めるオスカル・アライス氏を招聘していて、これまでにない新鮮な振付けのタンゴを見せてくれる。
星組宝塚大劇場初日(11月2日)
『エル・アルコン―鷹―』
注目の星組公演が幕を開けた。人気漫画家・青池保子の海洋活劇ロマンを、齋藤吉正が脚本・演出した『エル・アルコン―鷹―』と、オルキス(蘭)をモチーフに綴られた草野旦のショー『レビュー・オルキス―蘭の星―』の2本立てである。
ゴージャスでスペクタクル感いっぱいの胸躍るドラマのあとに、情熱的でセクシーなタンゴのショー、組み合わせとしては悪くないし、星組の伝統であるコスチューム劇の美しさや、ラテン色の強いショーは、組カラーをよく生かして楽しめる公演になっている。
宝塚宙組全国ツアー 千葉・市川公演(11/2)
『宙 FANTASISTA!!』
(⇒全国ツアー『バレンシアの熱い花』レビューより続く)
(お断り:写真は梅田芸術劇場公演のものです)
藤井大介がつくるショーの魅力は、構成のシンプルさにあるのかもしれない。大和悠河と陽月華の新コンビ率いる宙組のお披露目『宙 FANTASISTA!』は、宇宙に誕生した王子(大和)が月、火星、水星…と、最後の太陽までをひと巡りし、最後に立派な王として立つまでが描かれる。場面はどれもスピーディでメリハリがあり、初めて観た人も帰り道で「あの場面…」とすぐに思い出せるような色に満ちている。すなわち“シンプル”な骨子に細心の肉付けを施したところに藤井の手腕があり、一方で宙組生の、舞台に対する熱意がこのショーの娯楽性を高めてもいる。こうなると、“シンプル”は繰り返し観たいと思わせる強力なファクターとなるのだ。
… (07/11/10)宝塚宙組全国ツアー 千葉・市川公演(11月2日)
『バレンシアの熱い花』
(お断り:写真は梅田芸術劇場公演のものです)
梅田芸術劇場メインホールからスタートした宙組全国ツアー『バレンシアの熱い花』『宙 FANTASISTA!!』。同作でお披露目となった新トップコンビの大和悠河と陽月華は、6~7月の宝塚大劇場、8~9月の東京宝塚劇場、さらにこの全ツと、半年間同一作品を演じ続けて、着実に役への理解を深めてきた。大和演じるフェルナンドのほか、宝塚と東京では蘭寿とむと北翔海莉が役替わりで演じたラモン役とロドリーゴ役を、蘭寿がラモン、バウホール公演で抜けた北翔の代わりに七帆ひかるがロドリーゴを務め、演者の変化による三者のバランスの変容が、本作の新たな魅力を印象づけている。出演者も本公演に比べて半分以下の35名(専科の邦なつき含む)となったが、随一といわれる群舞とコーラスの迫力は健在。各地で熱気あふれる舞台を展開中だ。
花組宝塚大劇場公演千秋楽(10月29日)
春野寿美礼退団会見・パレード
(レビュー『春野寿美礼サヨナラショー』から続く)
宝塚大劇場の舞台に別れを告げる『サヨナラショー』を終えて、あとはパレードを残すだけとなった宝塚歌劇団花組の主演男役、春野寿美礼が29日の夕刻、退団記者会見に臨んだ。
… (07/11/01)花組宝塚大劇場公演千秋楽(10月29日)
『春野寿美礼サヨナラショー』
9月21日に初日の幕を開けてから、春野寿美礼との別れを惜しむ観客で盛り上がりを見せていた花組公演『アデュー・マルセイユ』と『ラブ・シンフォニー』の舞台が、10月29日、ついに千秋楽を迎えた。
ショーのフィナーレのあとに行われる『春野寿美礼 サヨナラショー』が用意されるあいだに、夏美よう組長から5人の退団者の紹介が行われる。と同時に、7年間副組長を務めてきた梨花ますみから、専科入りの挨拶があり、客席からは惜しみない拍手が送られる。
雪組日本青年館公演(10月23日)
『シルバー・ローズ・クロニクル』
(まず始めに、このレビューは東京公演が初見のものであること、写真はドラマシティ公演のものを使用していることをお断りしておきます)
彩吹真央主演の『シルバー・ローズ・クロニクル』が、東京で開幕した。すでに2週間の大阪公演を終えていることから、チームワークがしっかりできていて、劇中の遊びらしき部分やアドリブも危なげがない。
“遊び”と書いたように、この作品はライトなコメディタッチで進んでいって、ポスターのイメージとはかなり違っている。ヴァンパイア好きな人が耽美を期待していくと、少しがっかりするかもしれない。だがこの作品世界には温かい笑いと切ない涙があるし、主演の彩吹真央と大月さゆの持つ日常性、カジュアルな感覚をうまく生かしたラブロマンスになっている。
月組東京公演初日会見(10月5日)
『MAHOROBA』
『マジシャンの憂鬱』
月組の東京公演『MAHOROBA』と『マジシャンの憂鬱』が、5日に幕を開けた。
『MAHOROBA─遥か彼方YAMATO─』は、謝珠栄が初めて演出するショー作品。古事記がベースになっていて、古代のヒーローであるオウスノミコトの悲劇的な生涯が、さまざまな民族舞踊によって華麗に繰り広げられる。
『マジシャンの憂鬱』は、人気マジシャンが、ある国の皇太子の依頼で皇太子妃が事故死した事件を調べていくうちにさまざまな出来事に出あい…、というサスペンスタッチの物語。披露するマジックの楽しさと、作・演出の正塚晴彦ならではの洒落た笑いと切ない恋が満載のウェルメイドドラマ。
この日の朝早くからの舞台稽古を終えたあと、月組主演男役の瀬奈じゅんによる会見が行われた。
花組宝塚大劇場初日(9月21日)
グランド・レビュー『ラブ・シンフォニー』
(⇒『アデュー・マルセイユ』初日レビューより続く)
『ラブ・シンフォニー』は、タイトルのなかにある「愛」をテーマに中村一徳が作・演出したレビューで、花組としてはかなりカラフルで弾けた印象が全編に溢れているが、そのことで下品にはなっていないし、いい意味でエネルギーを感じさせる舞台になっている。
… (07/09/29)花組宝塚大劇場初日(9月21日)
『アデュー・マルセイユ』
春野寿美礼のファイナル公演が始まった。ミュージカル・ピカレスク『アデュー・マルセイユ』とグランド・レビュー『ラブ・シンフォニー』の2本立てである。
サヨナラ公演ともなれば客席もひとしお熱いはずだが、プログラムで春野寿美礼も「退団公演だからと意識することなく」と語っているように、愁嘆場というよりはしみじみとしたサヨナラという2作品になっている。
宝塚雪組全国ツアー初日(9/15)
『Joyful!!II』
(⇒初日レビュー『星影の人』から続く。)
藤井大介の作・演出のショー『Joyful!!II』は、観れば観るほど優れたショーだと思う。「楽器」をモチーフに場面ごとに色を変えていくとともに、観客が心理的にも具体的にも(手拍子で)参加できる場面がたくさん用意されていて、会場全体を巻き込むエネルギーに溢れている。
… (07/09/19)「TCAスペシャル2007 アロー!レビュー ─『モン・パリ』80周年記念─」
9月7日、8日 宝塚大劇場
(第1部より続く)
第2部は、銀橋に霧矢大夢、彩吹真央、真飛聖、大空祐飛が登場、賑やかにディスコメドレー で幕が開ける。本舞台で壮一帆、音月桂、涼紫央、立樹遥らも加わり、また各組の若手メンバーが揃って、「Uptown Girl」や「恋のサバイバル」「ヒーロー」など、おなじみのディスコナンバーを歌いおどりまくる。最後は 「One Night Only」で、文字通り舞台上はディスコの世界に染まった。
… (07/09/13)「TCAスペシャル2007 アロー!レビュー ─『モン・パリ』80周年記念─」
9月7日、8日 宝塚大劇場
年に一度の組の枠を越えての祭典TCAスペシャルが行われた。今年は『モン・パリ』の初演から80年目とあって、その記念の公演で、東京公演中の宙組をのぞく花・月・雪・星の4組が出演した。12月に退団が決まっている花組の春野寿美礼にとってはこれが最後、また今年主演お披露目をした安蘭けいと水夏希にとっては初めて芯を務めるTCAスペシャルとあって、ファンにはさまざまな想いを抱かせる公演となった。

第1部は、初期の宝塚レビューを組単位で振り返るかたちで、第2部は、ポッポス、ジャズ、ミュージカルなど、さまざまなジャンルの歌や踊りを見せるという構成になっている。
… (07/09/13)月組宝塚大劇場初日(8月3日)
『マジシャンの憂鬱』
(⇒レビュー『MAHOROBA』─遥か彼方YAMATO─より続く)
『マジシャンの憂鬱』は、簡単に言ってしまえば、人気マジシャンのマジックが一国の行方を救うという、ちょっと浮世離れしたストーリーなのだが、作・演出の正塚晴彦ならではの人間描写とセリフの面白さで上質のコメディになっている。
月組宝塚大劇場初日(8月3日)
『MAHOROBA』─遥か彼方YAMATO─
月組公演が始まっている。2本立て公演だが、春の星組と同様に、前が日本的なショーで、後が芝居+フィナーレという点では、ややイレギュラーな作りになっている。だが剛と柔とでも言ったらいいのか、『MAHOROBA』がかなり激しいショーだけに、『マジシャンの憂鬱』の良い意味でゆるめの洒落た味わいが心地よく、うまくバランスが取れた2本立てだ。
宙組東京公演初日会見(8月17日)
『バレンシアの熱い花/宙 FANTASISTA!』
大和悠河率いる新生宙組の東京公演がいよいよ幕を開けた。
演目は、約30年前に上演された名作の再演『バレンシアの熱い花』と宙組10周年を記念したショー『宙 FANTASISTA!』で、宙組メンバーのフレッシュな魅力が印象的な2作品。

星組博多座公演初日(8月1日)
『ネオ・ダンディズム!II』
(⇒星組博多座公演『シークレット・ハンター』レビューより続く)
星組博多座公演、ショーの方は、ロマンティック・レビュー『ネオ・ダンディズム!II』で、“男の美学”をモチーフにした岡田敬二のレビュー。
前星組主演男役・湖月わたるのサヨナラ公演だったものを、安蘭けい用にこちらも変更してある。変わった点は2場面で、湖月へのオマージュとなった「惜別」のシーンが「明日へのエナジー」に差し替えられ、フィナーレのダンス前に安蘭が歌った「オール・バイ・マイセルフ」が「ポゴシップタ─会いたい─」に変わった。
そのほかの部分は、湖月のパートに安蘭が、白羽ゆりのパートは遠野あすかが入り、場面構成は宝塚東京劇場版と同じものになっている。
星組博多座公演初日(8月1日)
『シークレット・ハンター』
夏真っ盛りの博多座に、星組が乗り込んだ。
今年の春の、安蘭けい主演お披露目公演の『シークレット・ハンター』と、昨年湖月わたるの退団公演として上演したロマンチック・レビュー『ネオ・ダンディズム!II』の2本立てである。
人数は専科の汝鳥怜を加えて40名、約半分になっているが、下級生から上級生に至るまで、あちらにもこちらにも顔を出し、全員がめいっぱい活躍する楽しい公演になっている。
… (07/08/06)※写真をアップしました(07/17)
第3回轟悠個展『心の旅』(7月13日)
田崎真珠銀座店タサキホール
宝塚歌劇団専科・轟悠が描き続けている、油絵の個展が始まった。今回は3度目、東京のオープン日である13日朝には、銀座の田崎真珠銀座店のタサキホールに轟悠も姿を現し、囲んだ記者たちの質問に答えた。
(⇒『源氏物語 あさきゆめみしII』評その1.全体編「春野寿美礼の魅力で見せる 花組『源氏物語 あさきゆめみしII』」より続く)
花組 梅田芸術劇場 初日(7月7日)
『源氏物語 あさきゆめみしII』
主演の春野寿美礼は、まず光源氏に不可欠な外見上の“美”を、きちんと成立させている。そして、平安の世だからこそ存在し得た“愛を彷徨する”男性を、外見だけでなく魂まで自分のものにして、伸び伸びとこの役を楽しんでいる。
光源氏は、その瞬間瞬間は目の前の女性しか見えないという、ある意味では身勝手な誠実さが必要だが、そのわがままも嫌みなく通用させてしまう天性のイノセントが春野にはあって、源氏の恋の遍歴を観客に納得させてしまうのが、主役としての何よりの強みだ。そしてなんといっても豊かな歌声で懐かしい主題歌や今回書かれた新曲などを、心ゆくまで聞かせてくれるのが嬉しい。
… (07/07/12)花組 梅田芸術劇場 初日(7月7日)
『源氏物語 あさきゆめみしII』
春野寿美礼の退団まであと半年、カウントダウンが始まっている。そのなかで観る『あさきゆめみしII』は、なんとも感慨が深い。
初演の『あさきゆめみし』は7年前で、ショーと2本立てのなかの1本だった。当時のトップスター愛華みれが光源氏で、春野は今回真飛聖の役となっている“刻の霊(ときのすだま)”を演じ、妖しい魅力を振りまいていた。だがこの『あさき~II』で光源氏を演じる春野も、それ以上に妖しく美しい。そして、今この時期だからこその切なさや儚(はかな)さがあり、脚本や演出に残る問題点さえ許せてしまうほど、春野寿美礼の魅力で見せてしまう舞台となっている。
宙組宝塚大劇場公演初日(6月22日)
『宙 FANTASISTA!』
(⇒レビュー『バレンシアの熱い花』より続く)
『宙 FANTASISTA!』は、宙組誕生10周年と、新生COSMOS TROUPEのスタートをモチーフに作られたショーである。作・演出は藤井大介。解説によると宇宙に誕生した王子=大和悠河が探検の旅に出かける。月、火星、水星、木星、金星、土星、太陽と巡る途中で出合うさまざまなできごとを、ショー仕立てにしてある。場面ごとの色がくっきりしていてテンポもよく、若手たちの見せ場が各場面にあって、今の宙組の人材の豊かさをうまく伝えてくれる。。
… (07/06/26)花組バウホール公演初日(6月16日)
Musical『舞姫』― MAIHIME ―
演出家・植田景子の世界に欠かせない“美”が全編をさまざまに彩り、花開いた舞台である。
ストーリー展開、音楽、美術、言葉、人物、それぞれが必要なリアリティと美を持ち、抑制のきいた形で主張し合いながら、ドラマを生かしている。
春野寿美礼退団記者会見(6月7日)
6月7日の午前11時から、花組主演春野寿美礼の退団会見が開かれた。最後の舞台は9月21日に宝塚大劇場で幕を開けるドラマ『アデュー・マルセイユ』(作・演出/小池修一郎)と、ショー『ラブ・シンフォニー』(作・演出/中村一徳)の二本立て。最終日は12月24日の東京公演で、奇しくもこの日は1年早く退団した同期の朝海ひかると同じラストディになる。
月組全国ツアー初日(5月22日)
『ダル・レークの恋』
月組の全国ツアーが梅田芸術劇場からスタートした。演目は1本立てのグランド・ミュージカル『ダル・レークの恋』。1959年に春日野八千代主演で上演され好評を博し、1997年にはレビュー化したものが麻路さき主演の星組で再演され、そのときも話題をよんだ名作である。

月組バウホール公演初日(5月19日)
『大坂侍』-けったいな人々─
霧矢大夢の主演バウ・ミュージカルが上演中である。
原作は司馬遼太郎の短編小説「大坂侍」で、脚色・演出は石田昌也。痛快・娯楽時代劇と銘打たれているように、明るく楽しく、笑いのツボも泣きのツボもきっちり決まって、小気味のよい舞台だ。
石田演出のスミレコードへの挑戦は、ただの露悪趣味に陥ることが多いけれど、良いときはその自由さが懐の深さに通じて、人間という存在の素敵さやカワイサを見せてくれる。今回はまさにその良い例で、かつての彼の傑作、『銀ちゃんの恋』や『殉情』などと通じる、小劇場ならではのディープでユニークな楽しさや面白さが溢れている。

星組東京宝塚劇場公演初日(5月18日)
『さくら/シークレット・ハンター』
東京宝塚劇場で、星組公演『さくら』と『シークレット・ハンター』の初日が幕を開けた。この公演は、主演男役・安蘭けいと主演娘役・遠野あすかのお披露目公演でもあり、東京の観客には新生星組としての初のお目見えとなる。
宙組バウホール公演
バウ・ミュージカル『NEVER SLEEP』
宙組が次々と新しい顔を見せている。
『NEVER SLEEP』は、蘭寿とむ主演のバウ・青年館公演だが、主演者の資質だろうか、美郷真也組長と3人の専科の力が大きいせいだろうか、大人っぽく小粋な仕上がりになっている。どこか、和央ようか時代の正塚晴彦作品の趣きもあって、大和悠河主演の『A/L アール』と好対照。ともに宙組のこれからの方向性を決めていく大きな色合いという意味では、どんなふうにこの2つの色がミックスされていくのか、ちょっと興味深い。
花組東京宝塚劇場公演(4月6日)
『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴(トカゲ)』
『TUXEDO JAZZ』
4月6日、東京宝塚劇場で、花組の『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴(トカゲ)』『TUXEDO JAZZ』が幕を開けた。
木村信司作・演出の『明智小五郎の事件簿』は、主演男役の春野寿美礼が名探偵明智小五郎に扮し、主演娘役の桜乃彩音が演じる女賊黒蜥蜴と、事件を通して知恵比べをしていくものだが、その頭脳プレーともいえるスリリングな闘いと、2人の間に次第に生まれていく恋愛感情が、作品の見どころになっている。
また、ショー『TUXEDO JAZZ』は荻田浩一の作・演出によるもので、聞かせるスター春野寿美礼を中心に、花組メンバーが盛り込まれているさまざまなジャズを、次々に歌いこなし、踊りこなしていくという、テンポとリズムで見せるステージだ。
星組宝塚大劇場公演初日(3月23日)
『シークレット・ハンター』
(⇒『さくら』レビューより続く)
芝居の『シークレット・ハンター』も、これが初舞台ならぬ大劇場デビューという作・演出家、児玉明子の作品。バウホールやドラマシティでは、すでに何作か発表している作家だが、大劇場となれば話は別で、空間も大きく客層も幅広い。だが、そんなハードルをみごとに乗り越えて、きちんと大劇場サイズのハートフルなコメディを作り上げてみせた。

星組宝塚大劇場公演初日(3月23日)
『さくら-妖しいまでに美しいおまえ-』
新しい星組の公演が、いいスタートを切った。
日本物のショー『さくら』とコメディタッチのラブロマンス『シークレット・ハンター』は、明るさと華やかさに溢れていて、まさに桜の季節にふさわしい作品だ。
また、この舞台は、安蘭けいと遠野あすかコンビの大劇場披露公演でもある。昨年末のプレお披露目『ヘイズ・コード』で、すでに息の合ったところを見せていた2人だが、本公演では初の並び、どこか緊張感が漂っていて初々しい。また、2番手格の柚希礼音の成長や、実力派の立樹遥、涼紫央の力に支えられて、主演の2人が伸び伸びと舞台上にいるのが印象的だ。
宙組梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演初日(3月15日)
『A/L アール-怪盗ルパンの青春-』
新生宙組のプレお披露目が始まった。大和悠河と陽月華のコンビにとって初の顔見せ公演である。タイトルが怪盗アルセーヌ・ルパンからとっていることや、ポスターのイメージから、ドラマティックなサスペンスを予測していたが、幕を開けたら意外にも、現代劇に近い楽しい青春活劇という感じに仕上がっている。

花組宝塚大劇場公演初日(2月9日)
『TUXEDO JAZZ(タキシード ジャズ)』
(⇒レビュー『明智小五郎の事件簿』より続く)
2本立ての場合、ショーが必ずしも芝居と連動して作られるものではないが、直前にあった芝居の欠落部分が補われていると、結果としてその観劇は心地よいものに仕上がる。
その意味で、荻田浩一のショーは、出演者一人一人への目配りが行き届いていて、花組のスター、職人的存在、若手たちなど、それぞれ活躍の場が用意されているのが嬉しい。
月組東京宝塚劇場公演『パリの空よりも高く/ファンシー・ダンス』初日(2月17日)
瀬奈じゅん初日会見
月組の東京公演が17日、開幕した。
芝居は菊田一夫の「花咲く港」を演出の植田紳爾がフランスを舞台にアレンジ、詐欺師2人がエッフェル塔をネタにだますつもりが、ついつい手助けをしてしまい、という、笑いあり涙ありの軽いコメディ。また、ショーはさまざまなダンス場面がいっぱい、という2本立て。
宙組東京宝塚劇場公演 千秋楽(2月12日)
『貴城けいサヨナラショー』
1月2日に初日の幕を開けた宙組の東京公演、『維新回天・竜馬伝!』と『ザ・クラシック─I LOVE CHOPIN─』が2月12日に千秋楽を迎えた。
13時半からの公演に引き続いて行われた「貴城けいサヨナラショー」の前に、幕の前で美郷組長から退団者の紹介が行われる。
貴城けいについて「時間の長さではなく、その時をどうやって充実させるか、カシゲが身をもって示してくれた。宙組に来てくれて、一緒に歩いてくれて本当によかった」という言葉に、場内からすすり泣きが漏れる。

宙組東京宝塚劇場公演千秋楽(2月12日)
貴城けい退団会見・パレード
2月12日、宝塚歌劇団宙組の主演コンビ、貴城けいと紫城るいが宝塚の舞台に別れを告げた。
正月の東京宝塚劇場で幕を開けて、毎日熱演を繰り広げていた『維新回天・竜馬伝!』と『ザ・クラシック─I LOVE CHOPIN─』の千秋楽、そしてサヨナラショーを終えて、あとはパレードを残すだけとなった貴城けいが、この日の夕方から退団記者会見に臨んだ。

雪組中日劇場公演 初日(2月2日)
『Joyfull!! II』
藤井大介作・演出のショー『Joyful!!II』は、「楽器」から受けるイメージを膨らませたダンシング・レビュー。ほとんど出ずっぱりといっていい水夏希の、男役ならではのダンスの魅力を中心に、半分は新たな場面にかわって、新しい印象になっている。
雪組中日劇場公演 初日(2月2日)
『星影の人』
毎年恒例の2月の中日劇場で、雪組公演の初日の幕が開いた。
この公演は、新しく主演男役に就任した水夏希にとってはプレお披露目、相手役の白羽ゆりとのコンビ初披露ということで注目を集めている。
作品は『星影の人』『Joyful!! II』。『星影の人』は31年前に上演された名作時代劇、『Joyful!!II』は 退団した朝海ひかるのお披露目だったショーのリメイク。好評作の再演は、リスクも少ないかわりにハードルも高い。だがそんなプレッシャーをものともせずに、水夏希率いる中日雪組チームは、熱気と勢いに溢れていた。
… (07/02/09)星組バウホール公演
バウ・ワークショップ『ハロー!ダンシング』
2007年の「バウ・ワークショップ」シリーズ、『ハロー!ダンシング』は、各組の若手が75分休憩なしでノンストップのダンス・ショーに挑戦するという新しい試みだ。その第一弾は彩海早矢率いる星組公演。構成・演出は草野旦。上島雪夫、ケンジ中尾、AYAKOらの振り付けによる、モダン、ジャズ、クラシック、タップなどさまざまなジャンルのダンスが披露される。出演は彩海、夢乃聖夏、音花ゆりほか20名。
… (07/01/31)星組バウホール公演 初日
バウ・ミュージカル『Hallelujah(ハレルヤ) GO! GO!』
1月2日に星組若手たちのミュージカルが、バウホールで初日を迎えた。作・演出は稲葉太地、一昨年の『Appartement Cinema』に続いての登板で、青春群像劇風の作品ということでは、前作と共通するものがある。
今回の『Hallelujah(ハレルヤ) GO! GO!』の主演はダンサー柚希礼音、ヒロインもやはりダンスの上手な陽月華ということで、物語を運ぶファクターはもちろんダンス。70年代のアメリカという設定から、「サタデーナイト・フィーバー」を思い出させるディスコダンスがふんだんに取り入れられている。
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
… (07/01/04)月組宝塚大劇場公演初日(1月1日)
『パリの空よりも高く/ファンシー・ダンス』
お正月の月組公演が1日、開幕した。
芝居は笑いあり涙ありの軽いコメディ、ショーは盛りだくさんのダンスが楽しめて、年明けにふさわしい2作品になっている。
☆ ☆ ☆
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… (07/01/04)宝塚大劇場(1月1日)
2007年新春鏡開き 花組春野寿美礼・桜乃彩音
1月1日午前11時半より、宝塚大劇場のロビー階段上にて、花組主演コンビによる鏡開きが行われた。
ロビーをぎっしりと埋めつくしたファンは発表によると1000人以上で、熱気溢れる鏡開きのセレモニーとなった。
大きな酒樽が用意された正面階段に、春野寿美礼と桜乃彩音が登場すると、たくさんの拍手が送られる。2人の木槌で酒樽のふたが開けられると、そのまま乾杯の儀式に。厳粛ななかにも和やかに、鏡開きのセレモニーが終了した。
… (07/01/04)宙組東京宝塚劇場公演『維新回天・竜馬伝!/ザ・クラシック─I LOVE CHIPIN─』初日(1月2日)
貴城けい初日会見
正月2日、東京宝塚劇場で、宙組の『維新回天・竜馬伝!』と『ザ・クラシック』が幕を開けた。
この2作品は、これで退団する主演コンビ貴城けいと紫城るいにとって、お披露目公演であるとともにサヨナラ公演ということになる。
雪組東京宝塚劇場公演 千秋楽(12月24日)
「朝海ひかるサヨナラショー」
11月17日に初日の幕を開けてから、連日満員の客席を前に熱気溢れる舞台を見せていた雪組の公演『堕天使の涙』『タランテラ!』が千秋楽を迎えた。

雪組東京宝塚劇場公演千秋楽(12月24日)
朝海ひかる退団会見・パレード
宝塚歌劇団雪組の主演コンビ、朝海ひかると舞風りらが宝塚の舞台に別れを告げた。
大盛況のうちに幕を閉じた『堕天使の涙』と『タランテラ!』の千秋楽、そしてサヨナラショーを終えて、あとはパレードを残すだけとなった朝海ひかるが、この日の夕方からの、退団記者会見に臨んだ。

星組梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演 初日
『ヘイズ・コード』
星組の新しい主演コンビ、安蘭けいと遠野あすかの、本公演前のプレお披露目ともいうべき舞台が幕を開けた。『ヘイズ・コード』、30年代の映画製作に欠かせなかった自主規制(コード)をめぐるお話である。

宙組宝塚大劇場公演 千秋楽(12月12日)
『貴城けいサヨナラショー』
12月12日、『維新回天・竜馬伝!』と『ザ・クラシック』の千秋楽。熱気あふれる公演が終了したのち、退団する貴城けいのサヨナラショーが幕を開けた。
宙組宝塚大劇場公演 千秋楽・記者会見(12月12日)
貴城けい退団会見
宝塚歌劇団宙組の主演コンビ、貴城けいと紫城るいが12月12日、「維新回天・竜馬伝!」「ザ・クラシック」の千秋楽とサヨナラショーを終えて、宝塚大劇場に別れをつげた。
その終了後に行われた、貴城けいの退団記者会見の模様を報告しよう。

宝塚大劇場 (11月27日)
植田紳爾演出家50周年記念スペシャル
『夢のメモランダム』─植田紳爾・魂(こころ)の軌跡─
(「和で祝う第一部 植田紳爾演出家50周年記念『夢のメモランダム』」から続く)
★第二部
和物で見せたのが第一部なら、第二部は、寺田瀧雄の名曲がふんだん散りばめられた洋物ショー。幕開きと同時に大階段いっぱいに勢揃いした黒エンビの男役たちに、客席から感嘆のため息があがる。「愛のフェニックス」「君はマグノリアの花の如く」などの『風と共に去りぬ』メドレーにのせて羽山紀代美の新しい振付を踊る100名。中心となるのはもちろん安蘭・瀬奈・貴城。最後のボレロ「さよならは夕映えの中で」まで、一糸乱れぬ気合いで一気に踊りきるさまは、まさに壮観という言葉にふさわしい場面だった。
… (06/11/30)宝塚大劇場 (11月27日)
植田紳爾演出家50周年記念スペシャル
『夢のメモランダム』─植田紳爾・魂(こころ)の軌跡─
宝塚を代表する演出家として『ベルサイユのばら』や『風と共に去りぬ』という大ヒット作を生みだし、また日本物のショーやドラマで宝塚の財産となる演目を、数多く作り続けてきた植田紳爾。その演出家生活50年目という節目を祝う催しが、宝塚大劇場で開かれた。全国ツアー中の花組と東京公演中の雪組(白羽ゆりのみ参加)をのぞいて、専科、月・星・宙のメンバー158人に、OGの初風諄、鳳蘭、麻実れい、麻路さきの4人を加えた162人が、二部構成、約2時間におよぶ豪華な一大イベントを繰り広げた。

(雪組初日レビュー『堕天使の涙』より続く)
さて『タランテラ!』のほうも、演じ手への愛が溢れている傑作である。
荻田浩一のショー作品は、必ずストーリー性を帯びていて、隠されたそれを見つけるのが、ちょっとコアなファンには楽しみとなる。それが時によっては一般のファンにはとっつきの悪さにとられ、紙一重のリスクもはらんでいるのだが。
このショーは題名にもあるように、毒蜘蛛と舞踏病がモチーフ。蜘蛛嫌いな人も多いことだろうし、決して予定調和な世界ではない。だがその蜘蛛を“生命”として捉える、あるいは擬人化してながめれば、そこに込められた作者の世界観や思想といったものが透けて見えてくる。そんな謎解きにも似たマニアックな面白さが、今回もふんだんに散りばめられている。
… (06/11/22)雪組東京宝塚劇場公演 初日
『堕天使の涙』
雪組の東京公演が開幕した。主演コンビ朝海ひかると舞風りらのサヨナラ公演である。
すでに宝塚大劇場で1カ月半の公演を終えていることもあって、全員の気合いがそろい、迫力いっぱいの舞台となっている。

雪組東京宝塚劇場公演『堕天使の涙/タランテラ!』 初日(11月17日)
朝海ひかる初日会見
東京宝塚劇場で、雪組主演男役である朝海ひかるの退団公演が、17日、幕を開けた。
植田景子作・演出の『堕天使の涙』は、神により地獄に落とされた堕天使ルシファーが人間界に現れ、その葛藤や愛憎を見つめていく物語。バレエ界が背景になっていることでバレエ仕立ての見せ場がいくつかあり、また耽美的な装いのなかにヒューマンなメッセージが希求されている。
ショーは荻田浩一作・演出による『タランテラ!』。毒蜘蛛と舞踏病をモチーフにしたプリミティブな色合いは、美しい悪夢のようなおもむき。満載された群舞と、その中で踊る朝海ひかる・舞風りらのダンス力、また2人を支える水夏希をはじめとする雪組の、今のエネルギーの渦に圧倒されるようなステージだ。
宙組宝塚大劇場公演 初日
『維新回天・竜馬伝!/ザ・クラシック』
貴城けいと紫城るいのトップ披露にして退団公演という、唯一の大劇場主演作が、幕を開けた。いろいろな意味でファンには胸に迫る公演だろう。
『維新回天・竜馬伝!』は幕末のヒーロー坂本竜馬の、若き日から刺客の手にかかる無残な最期までを、江戸から京都、大阪、長崎など、ところを変えてつづっていく。その途中で、のちに妻になるお竜との出会いや中岡慎太郎との友情、さらに周辺を彩る人々として、一橋慶喜、武市半平太、桂小五郎ら維新の有名キャラが登場し、「薩長同盟」や「大政奉還」など伝説的なエピソードが描かれている。
… (06/11/06)雪組宝塚大劇場公演 千秋楽・サヨナラショー(10/30)
『堕天使の涙/タランテラ!』『朝海ひかるサヨナラショー』
10月30日、雪組の千秋楽である。
朝海ひかると舞風りらという主演コンビの他にも、専科の高ひずるをはじめ総勢10名というたくさんの退団者がいるだけに、劇場の周辺は退団者たちを送るための白い服の女性たち(なかには男性もいる!)で溢れかえっている。
最後のパレードで退団者たちが通る道筋には、お花見のようなブルーシートで場所取りがしてある。前回の星組は6000人、今回も同じくらいの人数と、終了後に発表があった。必ずしも顔が身近に見られる状況ではないのに、ただ最後の瞬間をともに過ごしたい、という宝塚ファンの一体感がひしひしと伝わる。
第47回『宝塚舞踊会』
10月20日 宝塚大劇場
毎年一度、秋に行われる『宝塚舞踊会』。洋楽で日本舞踊を踊るのが宝塚だが、ここは邦楽を伴奏に、和物らしい端正な踊りを見せてもらえる場でもある。出演者は、専科、花組、雪組、宙組、総勢45名、約4時間かけて12演目を踊るというプログラム。
今年の話題は、なんといっても3年ぶりという春日野八千代の登場。それに、宝塚きっての舞踊の名手松本悠里や、雪組人気男役の水夏希が、何を踊ってくれるのかも話題の一つ。また、生徒たちのレッスン発表会でもあるので、芸歴77年の春日野八千代から、まだ数年というキャリアの下級生たちまで、巧拙を超えて参加できる素晴らしい場でもある。











































真飛聖

凰稀かなめ
霧矢大夢
大和悠河
AQUA5
瀬奈じゅん
大空祐飛
北翔海莉
轟悠
彩吹真央
轟悠
安蘭けい
愛音羽麗


匠ひびき
麻路さき
朝澄けい
香寿たつき
彩輝なお
麻路さき
湖月わたる
朝海ひかる
高嶺ふぶき
月船さらら
貴城けい
月影瞳
美々杏里
真琴つばさ
湖月わたる
樹里咲穂
麻実れい
朝澄けい
真琴つばさ
安寿ミラ
紫吹淳
大浦みずき
日向薫
